皆さんこんにちは、そばえです!
ほとんどの都道府県の緊急事態宣言が終わりそうな感じですが、いかがお過ごしでしょうか。このまま徐々に終息の流れになればいいのになぁ・・・と思っている私です。
さて今回は珍しく、少し技術系に突っ込むような内容です。
自分好みのアバターアップロードしてみたくはないですか?
自分が好きな手のカタチにさせてみたり、ポーズをとらせてみたりしたくはないですか?
今日はそんな問題を普通にやるよりは断然楽に出来るツールがUnityAssetStoreにありますので、紹介したいと思います。
私自身も使用しているので、使用感と共に概要をお伝えできたらなと思います。是非最後までご覧ください。
【VRChat】アバター改変におすすめなUnityAsset3選【VRSNS】

Dynamic Bone(ダイナミックボーン)
こちらVRChatユーザー御用達、最早必須ツールと化しているダイナミックボーンですが、こちらは「髪の毛」などの揺れそうなところにセッティングされているボーンに揺れ属性を付与出来るものです。
これをつけないままだと、髪がカチコチのままだったり、和服などの袖も重力に逆らって固まったままなので不自然になってしまうという現象が起きます。
その不自然な状態が気になる。どうせならリアル同然に揺れるようにしたい。
そんな問題を簡単に解決してくれるのがこのダイナミックボーンになります。
慣れたら細かな設定もしたくなりますが、ここでは簡単な入れ方と使い方の概要だけ記載します。
下記にUnityAssetStoreのダイナミックボーンのリンクを貼っておきます。これを押すと直接AssetStoreに飛ぶ事が出来るので是非ご活用ください。
このリンクから下記の詳細画面に行けるので、そこから私の画面だとImportとなっていますが、購入していない場合だとBuy nowという文字が出るかと思います。
これでまずAssetを購入します。
購入後、Unityを開き・・・

画面中央少し上のAssetStoreを押して(①)、次に、MyAssetをクリック(②のどちらか)します。
そうすると買ったAssetの一覧が出てきますので、そこからダイナミックボーンの項目にあるImportをクリックします(③)

暫く読み込まれた後に、小さいウィンドウが出てくると共にその画面の右下にImportかcancelか選べる項目がありますので、そのままImportを押してください。
UnityAssetの入れ方は全て一緒なので安心してください。
これでAssetを入れる事が出来ました。
では簡単にダイナミックボーンをどう入れたら実際に髪などが揺れるようになるのかを説明します。
まず揺らしたいBoneを選択します。
ボーンというのはArmatureと表現されている事が多く、その文字の一番左にある右矢印をクリックすると色んなボーンが順番に出てきます。
今回は私が使っているアバターの燕尾服のコートの部分を揺らす体でいきます

だいたい初期設定だとUnity画面の右側にあるInspectorを見て、②にあるAdd Componentを押します(画面上では既にダイナミックボーンが入っていますが気にしないでください)

ダイナミックボーンが正しくインポートされていたら「dy」と頭のほうの文字を打つだけで出るかと思います。
これを押すと下記のようにダイナミックボーンが貼り付けられます。
ただこれだけでは揺れません。

この画面にあるようにRootという箇所に、DynamicBoneを入れたボーンと同じものをRootの右側の項目にドラッグアンドドロップします。
これで基本的な設定が出来ます。
ただ最近のアバターには既にダイナミックボーンがセッティングされているものも多いので、実際はアバターをUnityにimportする前にダイナミックボーンをimportしておけば、アバターをimportした時に勝手に設定される場合もあります。
これはモデラーさんのちょっとしたご厚意であり、当たり前ではないのでダイナミックボーンがセッテイングされてないからと言ってモデラーさんに文句を言う事はやめましょう。
設定されていなかったとしたら自分で入れればいい。ただそれだけです。
ダイナミックボーンについては以上です。
Very Animation
こちらのAssetは特にVRを使用してVRChatをしている方におすすめのAssetです。何をするものなのかざっくり言うと
通常なら面倒なハンドサイン(ピースとか)や表情の設定を直感的に出来ます。
モデラーさんが内包させている基本以外の表情を組み合わせたりして自分好みの表情を作り出す事も可能です。
その他にもアニメーションを駆使してエモートを自分で作る事も可能です。
UnityAssetStoreへのリンクは下記に記載しておきます
これもダイナミックボーンの時と同様に購入→UnityからAssetStore→MyAsset→Importという流れです。
ちなみに先ほどDynamicBoneで出せなかったimport押してから出る小さいウィンドウがこちら

この画面でimportを押せばUnityのプロジェクト内にAssetを読み込めます。
このVeryAnimationは何より、通常なら細かく地味な動作をしないといけないのが直感的に素人でも比較的簡単に出来るという事が凄いところです。
VeryAnimationはUnity画面上のWindowの中にあります。

これのMainを押すと右側のVeryAnimationの項目が真っさらの状態からこう変わります。

Unity画面下のCreateからAnimationファイルを作成。そのAnimationファイルをHierarchyの中にある実際に動かしたいアバターにドラッグアンドドロップします。
そうすれば上の写真でOpenAnimationwindowsを開いてそのまま、Animationファイルの設定画面に移行できます。

VeryAnimationの設定画面がこちら。
VeryAnimationなしでの設定を見た方はかなり簡単に感じると思うのですが、ハッキリ言って設定する時間が1時間単位で減ります。
基本的な表情だけでもいいけど、もっと好きな表情を増やしたい。
今の表情でハンドサインだけ変えたいという時に簡単にパパッと出来ます。
このように分かりやすく画面があり、指の関節ごとの動きまで細かく、この画面だけで直感的に操作ができます。
Animationそのものの設定のやり方と似通った部分もありますので、気になった方は是非調べてみるとより理解が深まるかと思います。
簡単な説明ですが、VeryAnimationについては以上です
Mesh Baker
このツールは必要ない時も多いのですが、使うとかなり便利です。
何が便利かというと、マテリアルやテクスチャを軽量化してくれるツールです。
これをする事で何が起こるかというと、自分自身のアバターの読み込み速度が少し速くなったり、周りの方々のPCへの負担を少し減らせる事が出来ます。
このツールに関しては私もまだ勉強中で、間違いを説明してもいけないので概要紹介程度に留めておきます。
もしアバターの軽量化に挑みたい。という方は調べてみるのもいいかもしれませんね。
Mesh Bakerのリンクも載せておきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。こんな風にUnityの基本的操作では時間のかかるものであったり、出来ないものもAssetというツールなどを組み合わせる事によって作業効率的にも、心の余裕的にも非常に有意義なものとなります。
触りながら勉強していけば自分好みのアバターを改変したり、調整したりする事が出来ますので、VRChat始めたての皆さんは是非挑戦してみてくださいね。
今日お伝えしたAssetのリンクを改めてこちらにまとめておきます。
今回はこんな専門的な事を話しましたが、普段はVRChatのイベントやカルチャー、コミュニケーション関係について記事を書いています。
気になる方は是非他の記事もご覧になってください。
それでは次回の記事でお会いしましょう!ばいばい!
